世界金融危機後の経済情勢の中,各社知的財産部は知財費用を削減しながら知財資産を増大させなければならないという難しい課題に直面している。費用対効果の高い特許出願活動を行うためには,技術動向調査などの特許分析を行うことが有益である。本稿では,技術動向調査の必要性と基本的な考え方・進め方について述べるとともに,統合特許検索・分析サービス「パテント・インテグレーション」が備えるテキストマイニング技術を活用した特許分類の特定方法,および当該特許分類により定まる母集団を対象とした技術動向調査の実際を紹介する。