化学工学論文集
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繊維質断熱材の有効熱伝導度
今駒 博信尚 〓善岡崎 守男
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1989 年 15 巻 1 号 p. 44-51

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抄録

繊維質断熱材のもつ有効熱伝導度を推定するための伝熱モデル構築が本論文の目的である.伝熱機構として伝導およびふく射を考慮した場合の有効熱伝導度を与える伝熱モデルを単位セルモデルに基づいて構築し提案した.ついでアルミナ-シリカ系セラミック繊維のマット状断熱材を例にとり, 常温, 空気雰囲気下において定常法伝熱実験を数々の充てん密度 (50<ρ<183kg/m3) および圧力 (1~105Pa) に対して行い有効熱伝導度を求めた. 伝熱モデルを用いて実験値を相関した結果, 充てん密度および圧力には依存しない定数のみを任意パラメーターとして用いて良好な一致が得られた.

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