単一気泡の崩壊による生成液滴径, 液滴の上昇高さを液のモートン数2.52×10-11~9.3×10-8, 気泡径0.06~0.5cmと変化させ実験的に検討した.気泡の崩壊にともなって生成する液滴はある気泡径以下のときは複数個発生する.またその上昇高さは気泡径が2mm前後で最大となる.
次元解析により, 第1滴の滴径は気泡径, モートン数およびオーネゾルゲ数によって, また飛び出し速度はレイノルズ数, モートン数およびボンド数の関数で相関されることを明らかにした.また液滴の生成範囲に関する相関式を得, さらに生成液滴のもつ運動エネルギーへの表面エネルギーの寄与率を簡単なモデルより表現し, 液滴の生成範囲との関連を考察した.