九州大学大学院・工学研究院
弘前大学大学院・理工学研究科
八戸工業大学・工学部
佐賀大学・低平地沿岸海域研究センター
2012 年 7 巻 1 号 p. 13-23
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東北地方太平洋沖地震は,その地震動および津波によって東日本の広範囲で甚大な被害をもたらした。本論文は,青森県三八上北地方および岩手県北部において発生した地盤災害に対しての調査結果をまとめたものである. 調査地域の範囲内では地震そのものより複合性のある被害(例:津波による地盤災害や液状化による被害など)が顕著であった. 本論文では, 特に地震動, 押し波, 引き波および構造物の構造形式などを着眼とした太平洋沿岸部の被害について述べる.