著者所属:九州大学応用力学研究所 九州大学応用力学研究所
2005 年 14 巻 1 号 p. 35-45
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瀬戸内海に対する陸域からの汚濁影響ならびに富栄養化対策の効果を把握するための良い資料として,長年実施されている水質調査(全域に対する広域総合水質調査,環境省:沿岸域に対する公共用水域水質調査,地方公共団体)がある。本稿は,それらの調査で得られた観測データを基に,瀬戸内海各灘・湾における水質制御指標を提案し,水域ごとの特性を研究した。その結果,富栄養化対策として実施されている陸域からのリン・窒素負荷総量規制の効果が現れ易い水域と現れ難い水域が存在することが明らかになった。
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